ロゴ デザイナーって名乗っておいて何ですが、私自身このようなワードを聞くようになったのは最近で、ツイッターなどのSNSで眼にするようになったので、私も便乗して使用しています。一般的にはグラフィックデザイナーの方がしっくりくると思っているオジサン・ロゴデザイナーです。
ここ最近の出来事といえば、郊外に引っ越して、気分もリフレッシュ。新たな気持ちでロゴをデザインして行こうと思います。新型コロナウィルス感染症の影響で、打ち合わせなどの外出も激減で引きこもの日々。リモートも当たり前になった昨今、なんで早く引っ越さなかったのかなと思います。このタイミングでテレビを捨てた事務所件自宅ではPCやタブレットで動画を見る機会が増え、その中でもNetflixの“オザークへようこそ”のシーズン1を見終えたところ。既にシーズン3まで見ている方はご存知かと思いますが、このドラマはとても情報量が多いんです。それは何かというと登場するキャスト全てに伏線があるから情報量が多い。ファイナルシーズンにあたるシーズン4が製作中なので、もうしばらく楽しめそうです。とても面白いので、おすすめです。
このドラマでストーリーの他に気になったのはオープニングに登場するシンボルマークです。必ずその回の話を象徴とするシンボルマークが出てくるのが、ロゴデザイナーとして興味深く見ています。シーズン1の1話〜4話のシンボルマークがこちらになります。原題 : OZARKの“O”の中にシルエットが4つあります。非常に物騒なシルエットで、これから始まるストーリーの期待感が高まります。
因みに“OZARK”のロゴタイプはFutura （フツラ・フーツラ）系のBookという太さのフォントを使用しています。なぜ、Futura 系かというとFutura フォントは、少しづつ改良が加えられているので、どこの会社かは判別が出来ません。Bookというからには、書籍用に開発された書体になります。Futura は他にもGU（ジーユー）、Louis Vuitton（ルイ・ヴィトン）、Volkswagen（フォルクスワーゲン）、Supreme（シュープリーム）、SMAP（スマップ）、Calvin Klein（カルバン・クライン）などに津も使われている世界的人気が高いフォントのひとつです。
“OZARK”のZの縦棒は何を意味しているのか？マネーロンダリング・裏社会が絡んだストーリーなので、ドル$をイメージしている？ご存知方がいましたら教えてください。※ドル$の由来も調べるとたくさんの情報がありますので、いつかブログで書きます。このドラマは冒頭で登場するシンボルマークからストーリーを想像させます。毎回ストーリーの情報量が多いし各々の回を見終わった後に冒頭のシンボルマークを見返すと納得する感じなんですよ。見返すぐらいですから、もう一度見ないと思い出せないほどの情報量。全体の映像は暗めのブルーフィルターが掛かっていて不安を煽る感じです。
それともう一つ気付いたんですが、囲んでいる“O”はOZARKの“O”なんですが、
“O”に組み込まれているシルエットの左上がZ、右上がA、左下がr、右上がKで、
全部でOZARKと読めるギミックになっています。
ドラマの回によっては少し強引な見え方もありますが、シンボルマークに込められた思いは伝わってきますし、グラフィックデザインもユニークです。
最後に本筋のロゴの話を少しだけします。今回紹介した“オザークへようこそ”の情報量満載のストーリーに関するロゴなら未だしも、上場している企業のロゴでは同じようには行きません。企業理念という情報を凝縮させて、出来るだけシンプルで分かりやすいロゴマークにしています。その方がロゴを見た人の記憶に残りやすいし、忘れない。ロゴは基本的に長い期間使用するもので会社やお店の顔です。顔とは第一印象を決めるもの。ですから、最初にご自分の会社や事務所、お店、歯科などのロゴを作ろうと考えたとき、デザインの要素は簡潔に3つくらいに絞ることをおすすめします。そうすることで分かりやすく記憶に残るロゴマークが作れます。
その3つとは、
1.魅力的な形をすることで印象に残る（会社名の由来などをヒントに考える）
2.色・カラー（色が与えるイメージと効果を念頭に入れる） ※色・カラーについては“ロゴのカラーはどう決める？ 色のイメージと効果、ロゴ使用率の高い分野から考えよう！”をお読みください。
3.企業理念（出来るだけ簡潔に分かりやすく）。
1の魅力的な形であれば、グラデーションなどの複雑な色に頼らなくても、黒一色でもロゴマークの魅力は変わらないものとする。その証拠に一流企業のロゴは必ず黒一色でも使用出来るようにデザインされています。多色が効果的になるロゴもありますが、使用する色数は基本的に3色までとする。
このような感じでご自分の会社、事務所、お店、歯科などのロゴを考えてみてください。もちろんロゴだくでもシンプルなロゴマークは販売しています。
ロゴ作成の流れは2通り！
1. 販売ロゴ 54,780 円の価格帯が中心・先払い／ロゴのイメージが決まっている方向け。追加料金が無いので明朗会計で喜ばれています！
2. 特注ロゴ 220,000 円 初回提案無料・後払い／ロゴのイメージが決まっていない方向け。初回提案でお気に召す場合のみ料金をお支払い頂くお客様目線の特注ロゴをご活用ください！
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