タイトルからしたら一体何?と思いますよね。
デザイナーって常にデザインする時に数値を大切にしています。もちろん見た目は重要ですが、デザイン全般・ロゴデザインを含めて最終的には数値を合わせて完成させています。
例えば…身近なA4サイズのチラシのデザインをするとしましょう。デザインの構想を練る時は紙の上にシャープペンシルでレイアウトイメージのサムネールを描きます。サムネールとは設計図みたいなものです。
極々簡単なものから手の混んだ精密なサムネールもあります。デザイナーによって人それぞれです。今回はその後の話になります。
↓サムネールのイメージはこちら。
サムネールを書き上げたら Adobe Illustrator を起動して実際に制作を始めます。
最初にすることは、Illustratorで A4の枠とガイドライン(緑色の線)を引きます。ひとつ作っておけば流用できるはずが、なぜか新規ファイルで引き直すことが多いです。ロットリングで線を引くようなアナログ時代の名残かも。今ではガイドラインを引かないデザイナーもいるかもしれませんね。
こちらが実際にB4の新規ファイルにA4の枠とガイドラインを作成したもの。
上の部分を拡大すると…
A4サイズだと紙の裁ち落とされるところから、10mmよりも15mmの余白を作ることをおすすめします。あるいはそれ以上。なぜかというと、15mmの方がチラシ全体がゆったりとした品の良い仕上がりになります。B5サイズのチラシですと10mm〜13mmが丁度良いと思います。雑誌や書籍などページ数の多いものは、このガイドラインを決めて置かないと読みにくいものになりますし、あとで修正するのに膨大な時間が掛かります。
Illustratorのトンボ(トリムマーク)の作成は印刷入稿直前でもOK。ネット回線を使用してダイレクト入稿やPDF入稿も増えてますからトンボは付けないこともありますね。私の場合、A4のチラシを作る時にはB4の台紙の上に、今お話したガイドラインを引いていきます。回りに余白があった方が私は制作しやすいんです。余白無しのデザイナーもいると思いますが、そこは個人差ですね。
A4サイズ枠の角・XY軸は0mmにしておくと作業が捗ります。なぜか?あとで数値で微妙なレイアウトの調整ができるからです。
ロゴをIllustratorで制作する際にも準備が必要です。このようにガイドラインを引いてからロゴを作り上げていきます。私の場合は10mmのマス目のガイドラインを引いたファイルにロゴを制作しています。
ついでに上記のシンボルマークの下にある“ロゴタイプ”の話もしておきましょう。
欧文フォント「LogoMark」の「o g a r」の上下部分が少し飛び出しているのか分かりますか?
これはなぜか?
揃っていた方が数値的にはキレイなのでは?
この飛び出しているところが揃うと「L M k」より小さく見えてバランスがわるい。ここでは数値より見た目を優先します。
実際にフォントを比較しやすく「o g a r」の高さをを揃えてみました。
Aは「o g a r」を揃えたもの
Bが少し飛び出たもの
比較しやすくガイドラインを削除すると分かりやすいです。
Bの方が大きさが揃って見えます!バランスもグッド!
皆さん見た印象は如何ですか?
「少し違う気がするかな…」
「両方とも同じじゃない!?」
「特に気にしない。」
「どっちでもいい。」
など思われた方もいると思います。
それも当然です。そのようなことはプロのデザイナーに任せればいいのです!
細かいな〜と思われますが、それもそのはず、こんなことを日夜考えているのがプロのロゴデザイナーです。「見た目の美しさと数学的(数値)な美しさ」の両方をバランス良く組み合わされているのが良いデザインだと思います。ロゴだくのデザイナーは、はっきり言ってデザイン・オタクです。見たことのないフォントを見れば、それがどんなフォントなのかを調べるのに時間を使ったり。美しい印刷物を手にすれば、それをまじまじ見てインクが7色も使われているのを発見するとか。海外のスーパーマーケットに行けば目を引くデザインを見つけてはスマホで写真を撮っています。ロゴデザインの仕事以外にも常にデザインすることが好きです。こんなロゴだくのデザイナーに安心してあなたの会社・お店のロゴ制作をご依頼ください。
実際の事例は?
こちらになります。
制作したロゴマークの一部です。現在ロゴ制作事例を数えています。少なくても150社は超えていますので、安心してご依頼ください。
ロゴだくでは販売ロゴ以外にも
特注ロゴの制作をします。
※販売ロゴの価格は各ロゴに記載しており基本的には追加料金は発生しません。修正回数に制限無し。
※特注ロゴは12万(税別)〜になります。こちらも修正回数に制限無し。(先払い)
特注ロゴは100案以上考えたロゴ・アイデアの中から3案に絞ってご提案しています。
デザインするだけでなく、デザイン案を絞る仕事も、私のようなロゴデザイナーの仕事でもあります。数が多ければいいわけではありません。デザインのクオリティが大切です。
自信を持ってご提案させて頂きます!
ご依頼されたロゴの商標登録(別料金)もサポートしますのでご安心ください。
今回は「見た目と数学的な美しさの調和が良いロゴの証!」でした。