デザイナーのみなさん日々お疲れさまです!
突然ですが、連日の「コンペで消耗していませんか?」
月曜日や火曜日の休み明けのプレゼンテーション(コンペ)って多くないですか?それは土日があるからですよね…
私の場合は会社員時代にゴールデンウィーク明けのプレゼンテーション(コンペ)やデザインの提出が多かったのを記憶しています。
コンペを依頼した方からすれば、土日をゆっくり過ごしてアタマがリフレッシュされているから、提案を聞く側は最適な状態です。
かたやコンペの企画やデザインを制作するクリエイティブ側は、少なからず土日出勤ですね…クリエイティブ業界は残業代が出ません。休日手当が出るかも甚だ疑問です。
たとえば、フリーランスのロゴデザイナーのケース
ロゴデザインを依頼したいお客さまは、ある有名なロゴサイトに5万円くらい支払えば、100案くらいのロゴデザインが集まります。コンペンに参加(学生からシルバー世代まで、誰でも参加できます)した数十人のデザイナーの中から1人だけ、報酬のほとんどを受け取れるシステム。それをインターネットを使ったお手軽なロゴデザインのコンペといいます。コンペに落ちたデザイナーは無報酬のタダ働きです。優れたロゴデザインが選ばれればいいのですが、ときにはそうでないこともあります。依頼者側もデザインについてある程度学ばいなと選択ミスをおかします。それはコンペに参加されているデザイナーが一番感じているところかもしれません。誰でも参加できる弊害かもしれません。報酬を受け取れる1人のデザイナー以外に儲かるのはサイトの運営会社。このようなクリエイティブ業界のタダ働きの仕事を日本では馴染みがないかもしれませんが、“スペックワーク” SPEC WORK と呼ばれ、海外では問題になっています。フリーランスのタダ働きは洒落になりませんよね。
特にデザインコンペなどで使われるやり方ですが、これをもう少しわかりやすくレストランに置き換えてみるとこのようになります。
今日は年に一度の記念日だから、シェフたちにおまかせで、ディナーを作ってもらおうことにしよう。
ぜんぶ食べて比べてみるけど、その中で一番美味しかった料理にしかお金は払わないけどね。
レストラン側にしてみると、美味しくても、平凡な味でも、それらを食べたら、お金を払うのはあたり前ですよね。
しかし、このようなことが日常的に行われているのがクリエイティブ業界です。
2015年にカナダの広告代理店 Zulu Alpha Kilo が、スペックワークへの反対運動として、まさに先ほどの例のように他業種に置き換えたPR動画を公開しています。※英語版ですが出演されているひとの表情などで何となく理解できます。
Zulu Alpha Kiloではもう何年も、提案書の作成を断る運動を続けているんです。それでも利益は落ちていないそうですよ。
理想的なロゴデザインは1人のデザイナーがロゴ制作の依頼を受け、デザインを数案出し、修正・微調整を加えて、最終的に良いロゴが完成するのであればクライアントは満足するし、デザイナーも消耗はしません。むしろ、この仕事をして良かったな〜と充実感を得られます。デザイナーとしての経験値も上がり良いことだらけです。
消耗の反意語は蓄積
ロゴだくサイトではロゴのストックを日々蓄積させています。少しずつではありますが、ロゴの数も増やしています。ムダなロゴなど1つもない。ロゴだくはコンペ型ではないので、デザイナーは消耗しません。。自分で作ったロゴが売れたらお客さまと直接やり取りをしてロゴマークを完成させるシステムです。ロゴやそれらを制作するデザイナーすべてが資産です。ロゴだくのコンセプト満載のロゴはあなたの会社やお店、医院、事務所との出会いをお待ちしています。実際にロゴを購入して頂いたお客さまによると「検索していたら自分がイメージしていたピッタリのロゴが見つかりました!」という声が多いです。たとえばこのロゴがウチの会社にピッタリなんだけど「他の色も見てみたいな…」とか「少しだけある部分を調整してほしい…」や「会社名の書体をいくつか見てから決めたい…」などのご要望は販売しているロゴ【39,800円〜49,800円(税別)が中心】の代金に含まれているから安心して購入頂けます。
今回は「コンペで消耗していませんか?」でした。